"AI" がひとつの条文であると認識できているか?


「審査対象の契約書に条文があるのに【不足条文】として検出されてしまう」「フォーカスが意図した条文に飛ばない」といった場合、審査対象の契約書の条文の記述方法が法文様の記述方法とは異なることが原因の可能性があります。

条文の記述により、"AI" がひとつの条文であると認識できない場合があります。

GVA assist は、「自社基準」でも契約書審査の支援を行えるサービスですが、Word ファイルの本文のうち何が条文で、何が条文でないかの識別の基準自体は一般的な法文の記述方法を想定したものとなっており、そこから大幅に外れる規格については、 "AI" は条文として認識できないことがあります。

また、人間が言葉の意味やその背景を理解しながら意識的に読まなければわからないような書き方をしている場合には、"AI" の一般的な特性から人間と同じ水準で識別することはできません。

そこで、仮に "AI" の精度に問題があると感じられた場合には、次の点を確認してみてください。
(※基本的に GVA assist の "AI" は条文を「号」単位まで識別した上で項目を検出します。)


原因


以下6つの原因の可能性があります。


「項」と「号」の表記は異なっていますか?


GVA assist の "AI" は、「号」単位まで区別して読み取ります。

したがって、「項」と「号」の表記が同じであれば、「項」と「号」で表記を変える必要があります

形式的に「項」と「号」の表記が同じ(インデントが異なるだけなど)であれば、意味内容が異なっていたとしても "AI" は同じレベルの要素として認識します。

たとえば、下記画像のように、「項」を全角数字の「1」、「号」も全角数字の「1」で、それぞれインデントだけが異なるような場合には、"AI" はいずれも「項」として認識し、それをもとに項目を検出してしまいます。

このような場合には、「号」の表記を「(1)」のように括弧書に変更することにより "AI" が正しく識別できるようになります。


【うまく認識できない表記例】


条文の文章が適切な箇所で改行されていますか?


GVA assist の "AI" は、改行(Word でいう「改段落」)を条文を識別するひとつの要素として読み取ります。

まれに条文の見た目を整えるといった理由から条文中に意味のない改行が行われているケースがありますが、条文の意味内容との関係で不必要なところで改行しないようにしましょう。

仮に条文が改行されている場合には、"AI" は、改行の前後で別個の「条」や別個の「項」、「号」として識別することがありえます。あるいは逆に、「項」や「号」ごとに改行がされていない場合には、"AI" は、それらをひとつの「項」や「号」として認識します。

【うまく認識できない表記例】


改行後の文頭付近に数字がありませんか?


GVA assist の "AI" は、文頭付近の数字条文を識別するひとつの要素として読み取ります

改行後に偶然に文頭付近に数字(例:「1」)や括弧書のアルファベット(例:「(a)」)が来てしまった場合には、その部分が独立した条や項として認識され、それをもとに項目の検出が行われます。

【うまく認識できない表記例】


「号」よりさらに細かく項目を列挙していませんか?


GVA assist の "AI" は、条文を「号」単位まで識別した上で項目を検出します。

したがって、「号」より下の項目を正常に読み取ることはできません。

場合によっては、別の「項」や「号」として認識されます。

このような場合には、基本的に読点を打つことにより当該事項を列挙いただくことで、別の「項」や「号」として認識されることを防止することができます。


「項」番号を付さずに「項」を書いていませんか?


GVA assist の "AI" は、文頭付近の数字を条文を識別するひとつの要素として読み取ります

したがって、文頭付近に「項」番号がない場合には、それが「項」であると識別することができない場合がありえます。

この場合には、「項」番号を付すことが必要となります。


「項」や「号」の中に「条」番号が改行して列挙されていませんか?


「項」や「号」の中で条番号がそれぞれ改行して列挙されているケースがあります。

たとえば、存続条項で条番号を列挙するときなどです。

この場合には、列挙する条番号を改行ではなく読点で区切るなどしましょう。

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