目次
リスク検知機能とは
審査対象の契約書条文に含まれていた場合リスクになりそうな単語や削除を検討すべき条文を管理画面で登録すると、契約書レビュー中にその単語や条文が審査契約書に含まれていた場合に、『リスク単語/条文』として、その数や位置を確認することができます。
また、審査契約書に含まれていないとリスクになりそうな単語を管理画面で登録すると、契約書レビュー中にその単語が審査契約書に含まれていなかった場合に、『不足単語』として、その数や位置を確認することができます。

リスク検知機能では、2つのリスク基準で確認ができます。
①審査契約書に、含まれているとリスクが高い単語や条文を検知
(審査契約書に“あると”リスク = 『リスク単語/条文』)
⇒ 審査契約書から削除、修正をするかの検討が必要
②審査契約書に、含まれていないとリスクが高い単語を検知
(審査契約書に“ないと”リスク = 『不足単語』)
⇒ 審査契約書に追加するかどうかの検討が必要
審査契約書に、含まれているとリスクが高い単語を検知する、『リスク単語/条文』については、以下のURLをご参照ください。
リンク:リスク検知機能(審査契約書に含まれているとリスクになりそうな『リスク単語/条文』)
審査契約書に、含まれていないとリスクになる『不足単語』について、以下で解説します。
審査契約書に、含まれていないとリスクになる『不足単語』とは
記載が必須な単語を登録することで、審査対象の契約書にその単語が不足していた場合に、プレイブックの該当ワードが赤字で表示され、単語の不足を確認することができます。
リスク検知機能で、該当単語が赤字で表示されるため、自社の基準で必要な内容が審査対象の契約書に含まれているかどうかをすぐに確認することができるので、審査のスピードをあげ、抜け漏れなく審査を行うことができます。
管理画面での設定方法
※『不足単語』の設定は、企業プラン(旧エンタープライズプラン)のみご利用いただけます。
GVAプレイブック参照時は、GVA TECHが設定した『リスク単語/条文』、『不足単語』が検
知されます。
*GVA assist 管理画面*
https://user-setup.ai-con-pro.com/
プレイブックで『不足単語』を設定したい条文画面にある、『リスク単語/不足単語』タブをクリックします。
契約書に抜けているとリスクになりそうな単語を、左側に表示されている条文内容からコピー&ペーストし、「登録する」のボタンを押します。
(管理画面)

※登録できる単語は、ひな型の条文に入っている単語のみとなります。
<『不足単語』の登録例>
(業務委託契約の受託者、売買契約の売主)
項目)損害賠償 → 不足単語)「上限」
※賠償請求される立場なので金額の制限を設けたいが、相手方は上限なく請求したいので抜け
ていることが多い。
(業務委託契約の委託者、売買契約の買主)
項目)契約不適合責任 → 不足単語)「賠償」「解除」
※取引物品に不良があった場合、直すだけでなく損害賠償や契約の解除も請求したいが、相手
方は負担のない対応をしたいので修理だけにとどめていることが多い。
(NDAの受領者、相互開示)
項目)秘密情報の除外規定 → 不足単語)「独自」「開発」
※自社が独自に開発した情報がたまたま開示者から秘密情報としてもらったものと同一だった
場合、独自で開発した情報は自社で他の事業の際にも使いたいので秘密情報から外したいが、
相手方は秘密情報をなるべく広く定めたいので書いていないことが多い。
Wordアドイン版でのリスク検知
設定した『不足単語』が検知された場合、参照しているプレイブックの該当単語が赤字になり、一目でリスクのある箇所が分かります。
(Wordアドイン版)

ブラウザ版でのリスク検知
(ブラウザ版)

早速、ご自身の契約書でリスクを確認してみましょう!